診療ガイドライン

診療ガイドライン - 第2章 検尿の原則



第2章 検尿の原則
 使用する尿

 ・随時尿(新鮮尿)
 最も一般的である。採尿にあたっては中間尿をとるのが原則である。

 ・早朝尿
 起床時第一尿。体動、運動の影響が除外される。濃縮尿であるため感度よく蛋白を検出しうる点でも特徴である。思春期前後の小児では体位性蛋白尿(起立性蛋白尿)の頻度が高いので、この年齢層の子どもの検尿を行う場合には、前夜就眠前完全排尿後の早朝第一尿を検査する。

 ・全尿
 一定時間に排泄されたすべての尿。24時間蓄尿により1日蛋白排泄量、クレアチニンクリアランス算出、食塩、蛋白質摂取量推定に用いる。


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