腎臓病の経過をみる上でよく行われる検査
●尿検査
腎臓病では尿検査が基本となります。外来で採尿する場合、朝一番の尿(早朝尿)を持参する場合がありますが、これで蛋白尿の程度が評価でき、そして尿沈査を顕微鏡で観察することで血尿の程度が評価できます。また、1日の尿をすべて容器に貯めることを24時間蓄尿といいますが、尿量を正確に計り、その一部を試験管に入れ持参して検査すると、1日の尿蛋白排泄量、尿中アルブミン排泄量(糖尿病性の早期腎症発見に有用)、尿糖排泄量の他に腎機能検査(クレアチニン・クリアランス)を行なうことができ、しかも1日の塩分摂取量や蛋白摂取量を知ることができます。
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