日本腎臓学会について
学会概要
本学会の目的および事業、専門医について
日本腎臓学会とは
腎臓学とそれに関連する諸分野の研究調査を行いながら、国民への知識の普及を図り、さらに学術を発展させ国民に還元することを目的としています。
そのために、以下の事業を行います。
(1) 腎臓学に関する研究,調査
(2) 学術集会,研究会などの開催
(3) 学会誌,そのほか出版物の刊行
(4) 研究の奨励及び研究業績の表彰
(5) 内外の関連する学術団体との連絡及び協力
(6) 腎臓疾患に関する一般の啓発,並びに普及活動
(7) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
特に、国民への質の高い医療を提供するために専門医制度を掲げています。
現況:日本腎臓学会会員 11,525名
学会名: 一般社団法人 日本腎臓学会 Japanese Society of Nephrology
所在地: 〒113-0033 東京都文京区本郷3-28-8 日内会館6F
電話番号: 03-5842-4131
FAX番号: 03-5802-5570
腎臓学とは
腎臓は、両側の背中側に合計2つ存在しています。形は、そら豆状で大きさは、握りこぶしよりやや大きめです。
腎臓の働きは、血液中の老廃物を尿に排泄し、血液をきれいにしています。また体液のバランスをとり血液のpH(酸性・アルカリ性)を一定に保つ働きもあります。さらに造血ホルモンを分泌して貧血を改善しています。その他カルシウム・リン代謝にも関連しています。
腎臓学とは,腎臓の構造や機能を研究し、また臨床現場で遭遇する症状(蛋白尿,血尿,浮腫)と腎臓の働きを悪化させる原因の検索(腎生検)や積極的な治療法を行うこと、さらに不幸にして腎不全になった方の治療として透析療法(血液透析・腹膜透析)や腎移植を行うことなどを主な研究分野としています。
腎臓専門医とは
(1) 本会の会員歴が5年以上の医師
(2) 内科出身であれば日本内科学会認定内科医取得後3年以上
(3) 小児科出身であれば日本小児科学会専門医は取得後1年以上
(4) 外科出身であれば日本外科学会専門医は取得後1年以上
(5) 泌尿器科出身であれば日本泌尿器科学会専門医は取得後1年以上
(6) 指定した研修施設において研修カリキュラムに基づく研修を3年以上
以上の条件を満たす医師が受験することができます。
合否は、経験症例の記録及び要約,履歴書,筆記試験を総合的に判断し判定されます。
すなわち、腎臓専門医とは、腎生検から内服・注射治療までを行い、さらには透析療法(血液透析・腹膜透析)から腎移植までの幅広い知識と経験を有した本会会員の医師を指します。
現況:腎臓専門医数 5,957名