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「糖尿病性腎症病期分類の改訂について」糖尿病性腎症合同委員会からのお知らせ

 糖尿病性腎症合同委員会では、CKDの概念・CKD重症度分類の普及などを受け、糖尿病性腎症病期分類の改訂に関する討論を行って参りました。合同委員会構成学会理事会のご意見も頂き、今回改訂を行いましたのでご報告申し上げます。

 主要変更点は下記の通りです。

  1. 分類自体は現行の分類を踏襲しましたが、CKD重症度分類の普及に鑑み、付表を作成しました。
  2. 病期分類に用いるGFRをeGFRに変更しました。
  3. 現行の分類の3期AとB(顕性腎症前期・後期)の区分は行わないこととしました。
  4. 尿アルブミン値の程度に拘らず、GFR 30 ml/分/1.73m2未満を全て腎不全としました。
  5. 括弧内の文言(早期腎症など)を削除する案も検討しましたが、広く認知されていることに鑑み、今回は残すことにしました。
  6. いずれの病期も鑑別診断の重要性を強調しました。

 尚、本病期分類および改訂に至った経緯等に関しては、改めて構成学会学会誌に、「委員会報告」として投稿させて頂くことを予定しております。

その他詳しくは以下をご参照ください。

糖尿病性腎症合同委員会