腎臓学会から
日本専門医機構からのサブスぺシャルティ領域の申請について
2022年8月16日
日本腎臓学会 教育施設 各位
日本専門医機構からの8月1日開始サブスぺシャルティ領域の申請について、多くの問合せが来ております。現状に関して、ご報告申し上げます。
先月末に専門医機構よりサブスぺ研修プログラムに関する説明会があり、今月初めにホームページ上で登録に関する案内がありましたが、多くの混乱が生じています。
そこで内科学会よりサブスぺ学会連名にて専門医機構へ申し入れがなされました。
その趣旨は、
1. サブスペシャルティ領域はプログラム制ではなく、カリキュラム制である。
専門医機構による決め打ちのような形で「プログラム募集」が行われている状況は
全国の各施設に混乱を招いている。
2. 機構の趣旨を咀嚼して対応するにせよ、スケジュールがあまりにも短い。
全国の施設へきちんとした説明や適切な審査も困難であり、スケジュールの見直しを求めたい。
3. システム活用の当事者はいうまでも各領域学会、現場の先生方であり、今後も領域学会との丁寧な協議や利用に関するすり合わせが必要ではないか。
現在、この申し入れに関して、機構と調整の段階にあります。
少なくとも腎臓学会では、種々混乱を避けるためこの申し入れに対する機構側の正式回答を待ち方向性が定まったのちに、正式に案内する予定にしています。
なお、専門医機構からは、
「研修プログラム申請」と表記しておりますが、サブスペシャルティ領域は一部の領域を除きカリキュラム制での研修が主となるので、今回の申請は実質的にはカリキュラム認定のための「基幹施設登録申請」である。カリキュラム制の場合には、プログラムの部分をカリキュラムと読み替えて、登録作業を行って欲しい。との説明がありました。
日本腎臓学会 教育・専門医制度委員会