腎臓学会から
透析医療機器とPPEの不足に関する調査依頼
令和2年5月29日
学会員各位
日本腎臓学会理事長
柏原直樹
日本腎臓学会COVID-19対策小委員会
南学正臣
新型コロナウイルス感染対策合同委員会と日本臨床工学技士会の共同調査
~透析医療機器および個人防護具に関する現況調査~(お願い)
日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会新型コロナウイルス感染対策合同委員会では、これまで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の透析症例が発⽣した場合、本合同委員会に報告いただく「透析患者におけるCOVID-19調査」を行い、毎週金曜日に各学会のホームページで会員各位に報告して参りました。
今回、新型コロナウイルス感染対策合同委員会では日本臨床工学技士会との共同調査として、「透析医療機器および個人防護具に関する現況調査」を行うことにいたしました。ご承知のように、維持透析患者においては、入院治療が必須であり、個室透析を必要とすることが多いこと、非透析患者においては、COVID-19による急性腎不全を合併して、急性血液浄化を必要とすることから、各施設においては出張透析や個室透析用の透析装置やRO装置、持続的血液濾過透析(CHDF)装置の不足の訴えが、新型コロナウイルス感染対策合同委員会に届いておりました。
また、維持透析施設を含む透析現場では、平時より穿刺や返血では、個人防護具(PPE)の着用を推奨しておりますが、COVID-19への対策では、透析室集団感染防止のために、より厳重なPPEの着用が必要となり、PPEを多く使用するため、PPEが不足しているとの声が多く聞かれます。
新型コロナウイルス感染対策合同委員会と日本臨床工学技士会では、この透析医療機器の需要やPPE不足の実態を把握して、今後のCOVID-19第2波に備えた対策を行うことは非常に重要と考えております。この共同調査の結果は、各学会のホームページなどを通じて公開するとともに、この調査に基づき厚生労働省に働きかけ行い、急性血液浄化を行う基幹病院や全国の維持透析施設の、COVID-19対策のお役にたてればと考えております。
つきましては、上記の内容についてご理解いただき、共同調査につきまして各ご施設にご協力をお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
記
下記のURLよりアクセスいただき、情報入力シートに記入して登録ください。
合同調査入力フォーム:https://stopcovid19.jhat.jp/input
令和2年6月1日(月曜日)~6月15日(月曜日)までにお願いいたします。
以上