優秀論文賞
平成14年度 優秀論文賞報告
平成14年 優秀論文賞報告
褒 賞 選 考 委 員 会
副委員長 郡 健二郎
褒賞規定により,学会誌「日本腎臓学会誌(JJN)」(The Japanese Journal of Nephrology)および「Clinical
and Experimental Nephrology (CEN)」で発表した内容から,腎臓学の進歩また学会誌の質的向上に寄与する優秀な内容の論文に対し毎年3編以内を選んで優秀論文賞を授与している。
選考は,両誌の全論文を1.英文原著 2.和文原著 3.症例の3つのカテゴリー別に編集委員・査読委員の中の優秀論文推薦委員20名が採点をし,編集委員会で英文原著の上位4論文,その他は上位から各3論文の計10論文を褒賞委員会へ推薦し,褒賞委員会で各カテゴリーから1編ずつを選出するという方法で行われた。
平成14年の選考対象論文数および受賞論文選考対象論文数は以下のとおりである。
選考対象論文数: 対象誌
英文原著 | 和文原著 | 和英症例 |
対象誌 |
27編
|
16編
|
30編
|
JJN第44巻1.2.4.5.7.8号,CEN Vol.6-1~4 |
1.英文原著
Hajime Sogabe, Richard j. Quigg, Noriko Okada, Toshio Miyata, Reiko Inagi,Kiyoshi
Kurokawa, Toshiro Fujita, Masaomi Nangaku
「Gene therapy for renal injury model rat using an adenovirus vector encoding
the soluble rat Crry gene」
(Clin Exp Nephrol 2003;6:216‐223 )
2. 和文原著
中山 昌明、池田 雅人、加藤 尚彦、早川 洋、沼田 美和子、大塚 泰史、山本 亮、山本 裕康、横山 啓太郎、久保 仁、川口 良人、細谷 龍男
「High-transport state の長期持続状態は被嚢性腹膜硬化症の発症危険因子である
-CAPD離脱前後での腹膜機能変化からの解析-」
(日腎会誌2002;44:396‐401)
3. 症例
植田 秀樹、石村 栄治、奥野 仙二、前川 きよし、出雲谷 剛、金 昌雄、松本 直樹、福本 真也、今西 康雄、絵本 正憲、庄司 哲雄、鰐渕 英機、稲葉
雅章、西沢 良記
「内皮下沈着物を認め膜性増殖性糸球体腎炎様の病変を呈した家族性糸球体腎炎の兄弟発症例」
(日腎会誌2002;44:420‐426)