第12回優秀賞

2022年9月10日（土）　オンライン開催（配信基地局：TKPガーデンシティ京都タワーホテル）
第12回当番幹事　京都大学　柳田 素子

 

総 評

2022年9月10日第12回分子腎臓フォーラムをTKPガーデンシティ京都タワーホテルとwebとのハイブリッドにて開催させていただきました。本研究会は前身である分子腎臓研究会から通算すると長い歴史がある会ですが、若手腎臓内科医が論文発表前のデータを提示し、多くの議論が盛り上がる会でもあります。自分自身もこの会で発表させていただいたことが大変励みになったことを思い出しますと、その当番幹事を拝命したことが感慨深く、光栄に感じております。

本年は15演題が集まり、例年よりは少ない演題数ではございましたが、それぞれに素晴らしいご発表ばかりで大変聴き応えがございました。今年は医学部生や卒後間もない先生のご発表もありましたが、堂々たるご発表に感銘を受けました。また、建設的なコメントを多数お寄せいただき、質疑応答時間が足りないこともしばしばでございました。

特別講演では東北大学の鈴木教郎先生に基礎から臨床につながる最新研究をご講演いただきましたが、まさに若手研究者にとってのお手本となるご講演でした。

若手医師の基礎研究離れということが盛んに指摘されますが、本会を通して、腎臓領域の若手医師の基礎研究に対する情熱を感じることができたことは非常に嬉しいことでした。

皆様のご協力、ご支援のおかげで、本年も無事に本フォーラムを終えることができました。ご発表いただいた先生方ならびにご指導いただいた先生方、選考委員、座長などおつとめいただいた幹事の方々、特別講演をいただいた鈴木教郎先生、熱心にご討議いただいた先生方、スタッフの方々に、心より感謝申し上げます。

最後に大変残念なお知らせではございますが、分子腎臓フォーラムは今回を最後に終了いたします。ただ、本会は腎臓領域の基礎研究振興にとって重要な会でございますので、今後は日本腎臓学会が中心となって何らかの形で継続したいと考えております。開催形式が決定次第、ご連絡をさせていただきますので、皆様方のご参加をお待ちしております。

 

優秀賞

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