第2回優秀賞

2012年1月21日(土) 京都リサーチパークにて
第2回当番幹事 大阪大学 猪阪善隆

 

総 評

第2回分子腎フォーラムを開催させていただきました。本会は、例年9月の第1土曜に開催しており、昨年9月に開催予定でしたが、台風の影響で1月21日に延期した上で、開催させていただきました。幸い、応募していただいた先生には、すべて発表していただくことができましたし、1月の忙しい時期にも関わらず、65名にも及ぶご参加をいただき、ハイレベルな発表と質疑応答が交わされたことを、運営幹事一同大変喜んでおります。幹事を代表して、お礼申し上げます。

今回は、28演題の応募をいただきましたが、時間の関係上21演題に予備選考のうえ、当日ご発表いただき、選考委員の先生に採点のうえ、優秀演題を選ばせて頂きました。どの演題も非常にすばらしく、惜しくも選考に漏れた先生には、ぜひ次回の分子腎フォーラムに向けて、より一層研究に励んでいただきたいと思います。最近の腎臓病の研究は、CKDに代表される臨床研究の勢いが強かったようにも思いますが、今回の分子腎フォーラムの発表を見ておりますと、臨床に根差したmolecular biology研究が盛り返してきていると、大変心強く感じました。次回の分子腎フォーラムは、埼玉医大の岡田浩一先生が当番幹事として、今年の9月1日に東京で開催される予定です。あと半年余りしかありませんが、若手の腎臓研究者の皆様には、次回の優秀賞を目指して、研究に励んでいただければと思います。

最後に、本研究会の運営に多大なサポートをいただきました、アステラス製薬さまに厚くお礼を申し上げます。

 

優秀賞

7件

「高脂血症はMRP8/TLR4シグナルを介して糖尿病性腎症を悪化させる」
発表者名 桒原 孝成
所 属 京都大学大学院医学研究科 内分泌代謝内科
「低酸素下におけるクロマチン構造変化を介した糖輸送蛋白GLUT3の遺伝子発現制御」
発表者名 三村 維真理
所 属 東京大学医学部 腎臓・内分泌内科
「WNK-OSR1/SPAKシグナルカスケード阻害薬開発へ向けた蛍光相関分光法によるハイスループットスクリーニング系の確立」
発表者名 森 崇寧
所 属 東京医科歯科大学 腎臓内科学
「オートファジーは近位尿細管において加齢ストレスと虚血再灌流傷害に対抗する」
発表者名 木村 友則
所 属 大阪大学医学部 老年・腎臓内科
「近位尿細管Sirt1の機能解析 -近位尿細管特異的Tg(過剰発現)・KOマウスの解析-」
発表者名 長谷川 一宏
所 属 慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科
「自己免疫性腎疾患におけるMyeloid derived suppressor cells の関与」
発表者名 岩田 恭宜
所 属 金沢大学附属病院 腎臓内科
「腎内プロスタグランジンD2系をターゲットとした間質線維化に対する新規治療戦略」
発表者名 伊藤 秀之
所 属 東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科 腎病理班

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