専門医制度

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提出物に対するQ&A

2022年3月31日

2022年3月末に新制度の腎臓専門研修が終了され腎臓専門医取得を希望される先生への提出物に関する質問と回答です。
※4/1:外来症例について回答を変更しました。
学会、論文発表について追記しました。 4/4:学会参加について、研修歴の施設分類について追記しました。 4/14:経験症例表の項目「病歴管理No」についてと指導される先生への病歴要約指導について、を追記しました。

すでに掲載しているこちらの質問もあわせてご覧下さい
https://jsn.or.jp/education-specialist-committee/q-and-a.php

【経験症例表】と【病歴要約】

Q 指導医の承認(直筆サイン)は、他施設で経験した症例であっても現在勤務する施設の指導医承認でもよいですか。
A 本来は受け持ち時の指導医承認が望ましいですが、今回は現在の施設の指導医の直筆サインで構いません。
Q 使用する症例が複数の専攻医と被る場合、その症例は使用できますか。
A 複数の専攻医が同一期間に受け持った同一症例を使用するのは不可ですが受け持ち期間が異なる場合は不可としていません。
Q 教育施設以外の施設で経験した症例は提出出来ますか。
A 外来症例は認めています。
Q 外来症例の受け持ち期間などについて
A 基本的には初診日~最終診察日(経験症例一覧作成時点での)を想定していますが身体所見、検査初見など、ご自身で適切と思われるタイミングを書いていただいても構いません。外来継続受診中の患者さんの場合の「受付終了日」は空欄または継続受診中として下さい。
Q 外来症例は入院症例の退院後でもよいとありますが、同一症例を入院症例と外来症で登録してよいですか。
A 同一症例はどちらかのみです。
4/1回答変更→入院症例として登録し、退院後の外来フォローで外来症例として登録することを可とします。
Q 経験症例、病歴要約の登録は必ず主治医でなければいけませんか。内科J-OSLERのように主担当医であれば登録は認められますか。
A 主治医の制度は各病院によって異なりますので、腎臓内科医として、その患者さんの医療に主体的にかかわり、腎臓病について責任を持って担当されていれば主担当医で問題ありません。
Q 主治医は腎臓内科でなく別の科で、入院中ずっと併診し担当医ではあったのですが、その場合は症例として使用可能ですか。退院サマリーに名前が記載されていても、主治医以外は不可能ですか。
A コンサルテーションや主治医などの仕組みは、各病院によっても形態は異なりますので、指導医の先生と相談して、判断をしていただいて構いません。
Q 「各疾患群の指定の病歴要約を提出する際に、同じ病名の病歴要約を出すことはできない。」とありますが、ネフローゼ症候群で2つ出してはいけないのでしょうか。
A はい。ネフローゼ症候群2つだすのではなく、微少変化型ネフローゼ症候群と膜性腎症によるネフローゼ症候群などとして下さい。急性腎障害で腎前性急性腎障害では出せないので、敗血症ショックにともなう急性腎障害、薬剤性急性腎障害などとして下さい。
Q 病歴要約の症例管理IDとは何ですか。また提出は必須ですか。
A 病歴要約に記入していただく「症例管理ID」とはそこには、研修施設の患者IDを記入せず、ご自身で設定した研修用のIDを記入して下さい。そして、研修施設の患者IDと研修用のIDは、【病歴ID対照表】に記入してご自身で厳重に保管しておいて下さい(病歴ID対照表もホームページからダウンロード出来ます)。提出する必要はありませんが、必要に応じて、提出を求めることがあります。
Q 4/14追記 経験症例表の症例管理Noとは何ですか。
A 経験症例の症例管理No=病歴要約の症例管理IDとなります。項目名が統一出来ておらず申し訳ございません。
Q 退院サマリーの提出は必須ですか。
A 提出いただなくてよいですが、疑義が生じた場合に提出をお願いすることがあるためお手元にはお持ちになっておいて下さい。
Q 4/14追記 指導される先生向け:病歴要約指導の基準はありますか。
A 指導される先生におかれまして、病歴要約を指導する際には、内科学会から出されている「病歴要約 作成と評価 の手引き J-Osler版」(https://www.naika.or.jp/wp-content/uploads/J-OSLER/Tebiki_ByorekiHyoka.pdf)を参考に、ご指導下さい。

【新腎臓専門研修修了申告書】

◆医療倫理・医療安全・感染防御に関する講習会について(3回必要、領域は問わず)

Q 病院での講習会も含まれますか。
A はい。内科J-OSLERで登録した各病院、内科学会、日本腎臓学会などで実施されている講習会が対象です。3年間で3回の受講が必要です。

◆腎臓関連の学術集会や企画への出席について(3回必要)

Q 推奨される講演会はありますか。
A 日本腎臓学会の学術集会、日本内科学会総会または支部主催の生涯教育講演会、年次講演会などです。腎臓専門医資格更新に必要な所定単位表に掲載されている関連学会なども参考にして下さい。
https://cdn.jsn.or.jp/data/tanihyo-170928.pdf

◆学会発表リストについて(筆頭演者に限る・論文発表とあわせ2件必要)

Q いつからの学会発表が対象ですか。
A 基本領域研修開始後です。なお、本来なら3年間の研修中での発表(2022年3月までに発表)したものを求めるところですが、今回は整備基準の確定などが遅れていたので特例処置として2023年1月28日実施予定の腎臓専門医試験当日までに発表したものも対象といたします。

◆論文発表リストについて(筆頭演者に限る・学会発表と合わせて2件必要)

Q いつからの論文発表が対象ですか。
A 基本領域研修開始後です。
Q 論文の学会誌の指定はありますか。
A 特に指定はしませんが、大学の紀要などは避けて下さい。

◆4/1追記 学会発表と論文発表について

Q 学会と論文発表、合わせて2件必要、というのは学会発表が2件で論文が0でも問題ないですか。
A はい。問題ないです。

◆4/4追記 学会参加について

Q いつまでが対象ですか。
A 2022年6月10日から開催の第65回日本腎臓学会学術総会までとしますので、こちらに参加の場合は提出する修了書に「参加予定または参加見込み」とご記入下さい。

◆4/4追記 研修歴の施設分類の特別連携施設と非認定施設の区別がわかりません。

A 今回の特別措置では、J-OslerJINを稼働していないため、実際には、特別連携施設の申請を受けずに、指導医の一括承認のみで行っていますので、特別連携施設はありません。したがって、プルダウンから、教育施設か非認定施設かを選んで下さい。

【提出物の印刷について】

経験症例表(J-OSLER-JIN経験症例表)
A4サイズ、横向き、両面印刷に設定して印刷して下さい。両面印刷A4サイズで15枚出てきますので、1枚につき1ページと数えます。当会のプリンターでは1枚目のおもて面はSeq No 例~6、1枚目のうら面は7~13が印刷され最後の15ページ目はおもて面のみSeq No196~200が印刷されました。
※ご使用の機種によっては、表示されるSeq Noが変わる場合があるかと思いますが、15ページ内に収めて下さい。
提出の際はバラバラにならないようホッチキス止め、またはクリップなどで綴じて(留めて)下さい。
病歴要約(J-OSLER-JIN病歴要約)
1症例がA4サイズ2枚×22症例分、A4サイズで44枚印刷されます。提出の際はバラバラにならないよう、クリップなどで綴じて(留めて)下さい。
新腎臓専門研修修了申告書
A4サイズ、両面印刷に設定してA4サイズ1枚として下さい。

ご質問等は教育・専門医係:西村(nishimura@jsn.or.jp)までお願いいたします。
お電話をいただいても、メールでの送信をお願いしております。
また、回答までお時間を頂戴いたしますことをご了承下さい。